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コア30とは?高配当株の魅力とランキング

株式投資を始めると、配当金という言葉をよく聞くことがあります。配当金とは、企業が利益の一部を株主に分配することで、株式を保有するだけで受け取ることができるお金です。配当金は、株価の上下に関係なく、定期的に支払われるので、安定した収入源として人気があります。

配当金の多さは、配当利回りという指標で測ることができます。配当利回りとは、1株あたりの配当金を株価で割ったもので、パーセントで表されます。例えば、株価が1,000円で、1株あたりの配当金が50円の場合、配当利回りは5%になります。配当利回りが高いほど、配当金の多さを示すことになります。

では、どのようにして配当利回りの高い株を探すのでしょうか?その一つの方法が、コア30という指数を参考にすることです。コア30とは、東証一部に上場する大型株の中で、時価総額流動性が高く、代表的な企業を選んだ30銘柄で構成される指数です。コア30に含まれる銘柄は、安定した業績や財務体質を持ち、長期的に配当金を増やしていく傾向があります。そのため、コア30の銘柄は、高配当株として注目されています。

ここでは、コア30の銘柄の中で、配当利回りが高い順にランキングを作成しました。

(※このランキングは、2023年12月1日時点の株価と配当金をもとにしていますので、最新の情報とは異なる場合があります。また、配当利回りは、過去の実績に基づいており、将来の配当金の額や支払いの確実性を保証するものではありません。投資判断の際には、自己責任で最新の情報を確認してください。)

 

コア30の高配当株ランキング
1位:ソフトバンク(9434)
配当利回り:4.77%

ソフトバンクは、携帯電話やインターネットなどの通信事業を中心に、AIやIoTなどの先端技術にも積極的に投資している企業です。ソフトバンクは、2020年9月に株式の約10%を売却することで、約4兆円の資金を調達しました。この資金の一部を使って、株主還元を強化すると発表しました。2021年度の配当金は、前年度の2.5倍の100円に増額され、配当利回りは4.77%になりました。ソフトバンクは、今後も株主還元を重視する方針で、2023年度までに1兆円の自社株買いを実施する予定です。

2位:武田薬品工業(4502)
配当利回り:4.50%

武田薬品工業は、日本最大の製薬会社で、世界的にもトップクラスの規模を持ちます。武田薬品工業は、2019年にイギリスのシャイアを約7兆円で買収しました。この買収により、武田薬品工業は、血液・がん・神経・消化器などの領域で、多くの新薬を開発・販売することができるようになりました。武田薬品工業は、買収に伴う負債の返済を進めながらも、株主還元を維持すると表明しています。2021年度の配当金は、前年度と同じ180円で据え置かれ、配当利回りは4.50%になりました。武田薬品工業は、今後も安定した配当金の支払いを続けると見られています。

3位:みずほフィナンシャルグループ(8411)
配当利回り:3.96%

みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行みずほ証券などを傘下に持つ、日本最大の金融グループです。みずほフィナンシャルグループは、低金利やコロナ禍などの厳しい環境に対応するために、デジタル化やコスト削減などの改革を推進しています。みずほフィナンシャルグループは、2021年度の配当金を前年度と同じ10円に据え置くと発表しました。配当利回りは3.96%になりました。みずほフィナンシャルグループは、今後も株主還元を重視するとしており、2023年度までに1,000億円の自社株買いを実施する計画です。

コア30の高配当株のメリットとデメリット
コア30の高配当株に投資することには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット:

安定した業績や財務体質を持つ大型株なので、長期的に配当金を受け取ることができる。
株価の変動に左右されにくく、市場の不安定さに対するリスクを低減することができる。
配当金は再投資することで、複利効果により資産を増やすことができる。
デメリット:

配当利回りが高いということは、株価が低いということでもあるので、株価の上昇余地が限られている可能性がある。
配当金の支払いは、企業の業績や経営判断によって変わることがあるので、必ずしも保証されるものではない。
配当金は課税されるので、税金の負担がかかる。
まとめ

コア30とは、東証一部に上場する大型株の中で、時価総額流動性が高く、代表的な企業を選んだ30銘柄で構成される指数です。コア30に含まれる銘柄は、安定した業績や財務体質を持ち、長期的に配当金を増やしていく傾向があります。そのため、コア30の銘柄は、高配当株として注目されています。

この記事では、コア30の銘柄の中で、配当利回りが高い順にランキングを作成しました。また、コア30の高配当株のメリットとデメリットについても解説しました。コア30の高配当株は、株式投資の一つの選択肢として、参考にしてみてください。