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書籍紹介: 「睡眠こそ最強の解決策である」

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健康に気をつけたい方や、もっとぐっすり眠りたい方におすすめの記事です。この記事では、睡眠不足がもたらす危険とその対策についてお伝えしますので、最後までお読みください。

今回はマシュー・ウォーカーさんの著書「睡眠こそ最強の解決策である」から、健康に関する重要なポイントを抜粋してご紹介します。

この記事では、以下の3つのテーマに沿って、本書の内容を説明していきます。

テーマ1 睡眠不足が及ぼす影響とは何か。
テーマ2 理想的な睡眠時間とはどのくらいか。
テーマ3 睡眠の質を高める方法とは何か。

今回は「テーマ1」ついて、詳しく見ていきましょう。

皆さんは睡眠時間が足りていますか。睡眠不足は寿命を縮めるだけでなく、心臓発作や肥満、糖尿病などの病気の危険性も高めてしまいます。 それぞれのメカニズムを説明していきます。

まず、心臓発作のリスクが高まる理由は、睡眠不足が高血圧を引き起こすからです。睡眠不足になると、交感神経が活発になり、ストレス反応が起こります。 ストレス反応とは、人前で話す時や好きな人に会う時などに緊張したり、ドキドキしたり、汗をかいたりすることです。 これは、危険に対処するために体が準備する本能的な反応です。通常はこの反応は短時間で収まりますが、睡眠不足では長く続いてしまいます。 その結果、心拍数が上がり続けたり、ストレスホルモンのコレチゾールが血圧を上げたりします。 さらに、睡眠不足で成長ホルモンが減ると、血管の内側の壁が傷つきやすくなります。こうして、血管が破れたり詰まったりして、心臓発作や脳卒中を引き起こす可能性が高くなるのです。恐ろしいですね。

次に、肥満のリスクが高まる理由は、食欲を調整するホルモンのバランスが乱れるからです。つまり、太る原因になるのです。 具体的には、レプチンとグレリンというホルモンのことです。レプチンはお腹がいっぱいになったことを伝えるホルモンで、グレリンはお腹が空いたことを伝えるホルモンです。 研究によると、睡眠時間が5時間以下だと、レプチンが減ってグレリンが増えるため、食欲が強くなるそうです。 実際に、睡眠時間を4時間半にした人は、8時間半寝た人よりも1日に300キロカロリー多く食べたそうです。このように、睡眠不足は食欲を抑えることができず、肥満になりやすくなるということです。

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最後に、糖尿病のリスクが高まる理由は、インスリンの働きが悪くなるからです。 インスリンとは、血液中の糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げるホルモンです。実験によると、睡眠時間を4から5時間にした人は、睡眠不足で細胞がインスリンに反応しなくなったそうです。 つまり、細胞が糖を取り込まないと、血液中の糖が高くなり続けて、糖尿病になる可能性が高くなるということです。

このように、睡眠不足は様々な病気のリスクを上げてしまいますが、逆に十分な睡眠をとることで、これらのリスクを下げることができます。

以上が「テーマ1 睡眠不足が及ぼす影響とは何か。」でした。

次回は「テーマ2 理想的な睡眠時間とはどのくらいか。」について紹介したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。